若○寮
今回は、十数年前に無人化したとされる廃寮へやって来た。
規模はなかなかのものだが、知名度の方はあまり高くない。
寮である。付近にあった大学か高校かなんかの寮である。
草も伸び放題。現役時代にこれだったら、寮長は間違いなくブチ切れる。
男子寮である。女子にとっては永遠に未知なる領域。
もう誰も踏み歩くことのない落ち葉の上を、一人虚しく過去の栄光を振り返りながら徒歩する。
象徴としてですら許されない存在に果たして意義はあるのか。
渡り廊下を歩いてみる。
全部で2棟あった。男子寮と女子寮。
中の様子を伺いたいが、すぐ隣には現役の給食センターが稼動中。
さらに、窓という窓、全ての出入り口に厳重に板が貼られており、中への進入はほぼ不可能。
おまけに機械警備まであるとなると、手のつけようがない。
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