あの廃墟は今・・・

ふきぬき観光ホテル跡地

 

 

ひょんなことから、かつて有名だった廃ホテル跡地へとやって来た。

 

 

 

見えてきた。海岸沿いに立地している為、潮の香りが強い。

 

 

 

このコンクリートの基礎部分、かつてはホテルの廃墟だった。

県下では一、二を争っていた有名な廃墟。その残骸がここにある。

 

 

 

その廃墟の名前はふきぬき観光ホテル。

1939年創業の超大型ホテルで、名物の水車風呂を売りにしていた。

 

 

 

しかし、長引く平成不況の中、平成10年6月に倒産。約60年の歴史に幕が下りた。

 

 

 

 

やがて廃墟化。

負債総額は30数億円にも上ったという。

 

 

 

5月19日、名古屋地裁豊橋支部で競売にかけられた。

最低売却価格は9億5643万円。

 

 

 

その後、某宗教団体によって買い取られる。

いくつかの施設は解体され、本館はリニューアルされた。

 

 

 

同ホテルは、バブル崩壊による国内観光の空洞化の影響を直に受けた形で98年に倒産。

 

 

 

本館の増改築や、新施設の建造などといった数々の設備投資も仇となった。

建て増しに次ぐ建て増し。気付けば、そこは迷宮となっていた。

 

 

 

なにせ広い。とてつもなく巨大なホテル。

 

 

 

陸屋根十階建て6棟、延べ床面積6156.99平方b。

客室数751、収容人員1000人。

 

 

 

戦後復興や経済成長。そんな時代の追い風に吹かれ発展した温泉街。

 

 

 

何もかもが順調だったあの日、あの時、あの時代。

記憶は、この地に根付いている。温泉街、理想郷。

 

 

 

来るのが一足遅かったか。

 

 

 

本館はリニューアルされ、新たな人生を歩み出した。

復興を目指して。

 

 

愛知県の代表格、ふきぬき観光ホテル。

私が廃墟に目覚め始めた頃、リニューアルされた。
なので、中へ入ったことは一度もない。
内部の写真は数々のサイトにて閲覧したが、実際に見たことは一度もないのだ。

しかし、それは当時迷宮だったと聞く。

そして、それは当時巨大だったと聞く。

 

たまには、こうして廃墟跡地を巡ってみるのもいいかもしれない。暑かったけど。
 
※ 何度も言いますが、もう廃墟ではありません。

 

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