三○園ホテル
少し開けたところから見える景色。眺めはいいけど、今日はあいにくの曇天。
山を登ると、悪魔の城が見えてきた。今から行くから待ってろぃ
坂を上る構造。この時になって少し雨が降ってきた。
このホテルに訪れるのは2度目。この坂を登るのも2度目。
三○園ホテル。荒廃したその全貌。
前に訪れた時よりも破壊が進んでいるぞ。
6階建て。造りには独特のセンスが感じられる。雨が降っている。
庭園っぽいモノ。しかし営業当時はこんなに草木は生い茂っていなかったようだ。
ここは駐車スペース。
同じようなアングルが続いて申し訳ない。
ていうかあのショベルカーは何？ 解体すんの？あの小っちぇえのだけで？
ムリだろー。対比率がモノ凄いって。
ムリだって！こいつ一人じゃ解体はムリだって！
ホテル大きいから！大きすぎるから！対比を考えろよ、対比を。
ていうか、解体するの？
解体の噂は何度か立ったけど、結局解体されていないじゃないか。
廃墟化してから5年弱。どんどん荒れてゆく。
すぐ隣には現役のホテルが営業中だというのに。いい迷惑だよ全く。
通用門。草を刈ってるおじさんがいた。雨が止んだ。
裏よりの眺望。あの煙突に上ってみたいな。
さらば、山頂に聳え立つ古城。
終
幾度となく炎上し、報道機関で取り上げられ、様々な人が来訪し、現役時代顔負けの知名度を誇る名ホテルが、この「三○園ホテル」だ。 規模は大きく、歴史は浅く。 私が初めてここを訪れたのは、06年の秋。今回は実に1年半ぶりの訪問となった。 そして、その訪問からわずか数ヵ月後、三○園ホテルは放火により全焼してしまった。 以下は、当時のニュースである。（地名は伏せてあります） ―――（０７年）１月２７日午後９時ごろ、愛知県H町HN山の「三○園ホテル」から出火、鉄筋コンクリート一部６階建ての本館約４８００平方メートルを全焼した。ホテルは数年前に閉館し廃屋となっており、けが人はなかった。過去にも不審火があり、西尾署が関連を調べている。 ――― この火災で、三○園ホテルは解体されるかと思われた。しかし、一向に解体されない。どれだけ待っても、一向に解体されたという話を聞かない。 今回は、全焼した後の初めての訪問となった。 結局、三○園ホテルは解体されていない。解体案はあるのか？ていうか、あのショベルカーは何だったんだ。
ていうか、すみません。中には入っていません（汗） 下見程度でした。 |
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