廃墟系と心霊系の違い
廃墟には、実にさまざまな人が出入りしている。
今回は、その中でも中立かつ対立な立場にある廃墟系と心霊系の違いについて述べていこうと思う。
相違点1「写真」
廃墟系と心霊系では、廃墟を撮る観点が違ってくる。
目的が違うので当然といえば当然か。
2「考え方」
廃墟系と心霊系とでは、廃墟に対する考え方も違ってくる。
この相違点こそが、両者の決定的な違いであろう。
3「呼び方」
廃墟系は、物件と呼び、心霊系はスポットと呼ぶことが多い。
ただ、心霊系は廃墟に限らず、霊的な場所は全てスポットと称している。例えば神社とか。
4「反応」
当然、廃墟系と心霊系では廃墟に対する反応も違ってくる。
廃墟系は、廃墟に対して「おぉ〜」と感動することはあっても、心霊系は廃墟に対して感動することはまずない。
5「装備」
探索時の装備も、両者には違いが見られる。
廃墟系に比べて、心霊系は軽装備なことが多いようだ。
まぁ、私も軽装備なんだけど。
6「ネット上での公開」
もちろん、両者によって紹介の仕方は異なる。
心霊系の場合、「恐怖度★★★」などとつけることが多い。
また、写真に対するコメントも全然違ってくる。
7「写真に写った埃」
心霊系は、オーブと呼ぶ。
しかし、私には埃とオーブの区別が全くつかないのでよく分かりません。
廃墟系は、オーブなどという言葉は絶対使わないだろう。
8「訪問時間」
廃墟系は昼間に訪れる傾向が強く、心霊系は、そのほとんどが夜間に訪れるようだ。
廃墟系が夜間の探索をあまり好まないのは、探索のしにくさと、写真の撮りづらさなどが原因かと。
9「勢力」
おそらく、日本では廃墟系よりも心霊系の方が多いと思う。
その為、一部では廃墟系という考え方が受け入れられなかったりすることも。
また、心霊系から廃墟系に転換するケースはよくあるようだ。
しかし逆に廃墟系から心霊系になったという話はあまり聞かない。
10「噂の信用」
さまざまな廃墟には、その都度色々な噂が立てられている場合が多いが、
そのほとんどはおそらくデタラメかと。
廃墟系はあまり気にしないようだが、
心霊系のレポートには、その廃墟の紹介と合わせて噂等が書かれている場合が多い。
でも、怖い物件は怖い。
まだまだ増えます。